こっそりホメオパシー

日本ホメオパシーセンター杉並梅里

薬の臭い?

退院して自宅に帰ってきて療養していると
ちょっと気になることがありました。
なんとなく、自分の体臭が気になるのです。

入院中からシャワーはOKが出ていたとはいえ
病院ではまだそんなに動けなかったし、
十分に洗えてなかったのかも?と思い、
ちょっと気をつけてみたのですが、なんか臭う気がする。
着替えても気になる。なんだろう?

しばらくして気がつきました。
トイレが、というか自分の尿が、いつもよりきつい臭いがする。
苦いような臭いがするのです。

で、ああこれは薬のせいだな、尿からどんどん出ているんだろうなと。
しかもこの臭いが、病院のトイレと同じ臭いなんです。

私のいた病棟は婦人科病棟で、ほとんどの人が
同じような手術を受けるために入院していました。
なのでほぼ皆さん、下剤から始まって、麻酔を使って手術して、という
だいたい同じような薬をとるルートだったと思います。

そういう人たちが使う病院のトイレと同じ臭いが自分の家でもする、
ということは、たぶん薬の影響なんだろうなと。
自分の体からふとした時に病院の臭いがするのもそのせいだと思います。
汗からも排出してるんだと思います。

その臭いも徐々に薄れてきたのですが
本当にふとした時に感じるので、ちょっとドキッとします。



レメディーの効果

術前からたくさんのレメディーをとっているわけですが
じゃあどれがどんな風に効いているのか?
本当に効果はあるの?と思われると思います。

私の場合は、例えば術前に不安に感じた時に
レメディーをとって落ち着いたりとか、よく眠れたりとか、
手術は怖いけど前向きに考えられるようになったりということがあります。

手術の麻酔は点滴で3日間投与され、
その後の痛みには錠剤の痛み止めが処方されていたのですが、
私は錠剤を1度もとらずに済みました。
これは手術後にとったカレンデュラや損傷にいいMTのおかげかなと思います。

入院中とった薬の中で、一番わかりやすい影響があるのは
やっぱり麻酔だと思います。
点滴の麻酔は、痛い時に自分でスイッチを押して追加できるのですが
あまり使いすぎると吐き気やめまいの副作用が出ます。
私もちょっと吐き気がしたので、吐き気止めを一度入れてもらいました。

歩けるようになって気がついたのですが
歩きながら左右やいろんなところを見ると、目が回ったり少し吐き気があったりして、
これは麻酔の影響だなと思いました。
退院してから家に着くまでの間、人でごった返した病院のロビー、電車の中、ターミナル駅
スーパーの中…あちこち見ながら歩くと目が回って吐き気を感じました。
普段人はいろんなところを見て情報収集しながら歩いているのだなと思いました。

退院してからとったMTには、
なるべく早くこの麻酔の影響を排出できるようにレメディーを入れてあります。
肝臓のサポートもしているので、排出が速やかに進むといいなと思います。



退院後にとったレメディー

無事に退院して家に戻って、退院後にとるレメディーを考えました。

入院中は本当に多くの薬をとりました。
手術前の下剤、点滴、抗生物質、手術の麻酔、痛み止め、
ステロイドホルモン剤などなど。
汗や尿、便などと一緒に自然に排出するものですが
なるべく速やかに出すためにレメディーを使います。

・肝臓のMT(たくさんの薬剤が入っているので肝臓をサポート)
抗生物質のMT(抗生物質をたくさんとったので)
・腸内細菌のMT(抗生物質によって崩れた腸内環境を整える)
・免疫力をサポートするMT(免疫力向上のため)

退院時に診療明細として、使用した薬の一覧をもらいましたので
その薬剤を1つ1つ調べて、合うレメディーがあれば
MTの中に追加しています。
麻酔、下剤、ホルモン剤ステロイドのレメディーなどです。

これらを朝の白湯や、日中の水に混ぜてとっています。

麻酔の影響について

今回は手術で入院しているので、当然麻酔を使います。
麻酔には副作用もあるので、なるべく早く体内から排出したいところです。

麻酔の影響にいいレメディーといえばフォスフォラスです。
歯科治療で麻酔を使った後には私も必ずとります。

しかし、フォスフォラスを治療前にとってしまうと
麻酔の効きが悪くなると言われているので
手術の場合などはとるタイミングに気をつける必要があります。

私の場合、麻酔は手術当日から翌日、翌々日まで使われていました。
動けるようになったからといって手術翌日にフォスフォラスをとって
その後の麻酔の効きが悪くなったら苦しいですよね。
なのでフォスフォラスや他の麻酔の影響にいいレメディーは
退院してからとることにしました。
そういう理由で手術後(入院中)にとるレメディーにはフォスフォラスは入れず、
退院してからのレメディーに入れてとることにしました。


手術後(入院中)にとったレメディー

手術後(入院中)にとったレメディーです(MT:マザーチンクチャー)

・損傷にいいMT(手術をしたので)
・癒着を防ぐMT(手術による癒着を防ぐために)
カレンデュラのMT(あらゆる心身のケア、癒しに)
・エキネシアのMT(血液にいいレメディー)

術後は身動きが取れないので、
粒のレメディーを1つずつ取り出すのはやりにくいと思い、
マザーチンクチャーを用意しました。
MTの中に、
スタッフィサグリア(手術の傷にいいレメディー)
・ハイペリカム(手術の傷にいいレメディー)
・マグフォス(痛みにいいレメディー)
・ベリスペラニス(深いところ、内部の傷にいいレメディー)
などを追加しておきました。

これをペットボトルの水に10滴ずつくらい入れます。
2〜3種類のMTを混ぜていれてOKです。
あとはそれをただ飲むだけです。入院中はずっと飲んでいました。

もしあれこれ選択したり準備することができなかったら
カレンデュラのMTだけでも持っているといいです。
術前から術後、退院してからも使えます。


手術前の不安にとったレメディー

入院する前と、手術後(入院中)にとるレメディー、
退院後にとるレメディーを、あらかじめ考えて用意しておきました。
入院前にとるのは主に不安や恐怖をケアするレメディーと、
術前にとっておいた方がいいレメディー。
入院中にとるのは術後のケアにいいレメディー。
退院後にとるのは、入院中に使った薬剤や麻酔の毒出しレメディーです。
これは退院してからじゃないとどんな薬を使ったのかがわからないので
大体の見当だけつけておき、退院してから買いました。

今回手術前後で結構たくさんのレメディーが必要になりましたので
入院前のレメディーはなるべく手持ちのもので賄いました。
使ったのは主に以下のレメディーです。(MTとあるのはマザーチンクチャーです)

 

カレンデュラのMT(あらゆる心身のケア、癒しに)

・血液のサポートMT(貧血のケアに)

ヤマブドウのMT(貧血のケアに)

・腎臓のサポートMT(恐怖心や不安に、生殖器の疾患に)

・アコナイト(恐怖心や不安に)

・アーセニカム(恐怖心や不安に)

・アーニカ(術前にとっておくといいレメディー)

 

本当は肝臓のケアもしたかったのですが、それは術後に活躍してもらうことにして、
恐怖心で弱る腎臓のケアを術前にしました。
不安で眠れなかったり落ち着かなくなる人に、レメディーは助けになってくれます。
もうすぐ入院・手術という時には、朝昼晩、日中の飲み物などに入れて、
とにかくどんどんレメディーをとります。
粒でとろうとすると大変なので、サポートチンクチャーにレメディーを追加しています。

もし手術や入院治療が必要になった時、ホメオパスにかかっていれば
レメディーやサポートチンクチャーのアドバイスが受けられます。
病状に応じて必要なレメディーをカスタマイズしてもらうこともできます。
詳しく聞いてみたい、興味のある方はお気軽にご連絡下さい。


手術に至るまで

子宮筋腫を持ってる女性は非常に多く、
30歳以上の女性の20〜30%は筋腫を持っているそうです。
およそ4人に1人。それに私も当たってしまったわけですが。

筋腫の数や大きさ、場所、患者の年齢やライフスタイルによって
治療の方向性は変わってきます。手術せずに閉経する人もいます。
私もなんとか閉経まで逃げきれないものかと色々やってみたのですが
貧血症状がひどすぎたのと、筋腫を持ってる人は閉経が遅くなると聞いて
逃げ切るのは難しそうだなと思っていました。
その頃からいずれは手術になるのかな…とは思っていたのですが
ある時大出血したことから覚悟を決めました。

そこからは早かったです。
かかりつけの先生に大学病院を紹介してもらい、
翌日に大学病院で診察を受け、その翌日にMRIを取り、
翌週に手術の日程を決めました。
とにかくもう出血に耐えられなかったので、1ヶ月半後に手術になりました。

今考えるとあの大出血が無かったら
今も私は貧血と月経の出血に苦しみながら仕事をしていたと思います。
大出血があったからこそ、もうモタモタしてる場合じゃないなと
腹をくくれたんだろうなと思います。
ホメオパシーでは「症状はありがたい」とよく言うのですが
大出血はその究極だったなと思います(笑)。
開腹手術は腹腔鏡手術より負担も大きく、回復も遅いですが
私は手術を受けて本当によかったと思ってます。

手術になることをある程度理解していて、
なるべく早く手術を受けたいと思って決めたことではありましたが
そりゃ手術は怖かったです。不安満載でした。何もかもが不安でした。
でも大学病院の先生は、こういう不安に寄り添ってくれるほど
暇ではありませんでした(笑)彼らは本当に忙しい!鬼のように忙しいのです。

私は長年ホメオパシー相談会にかかっていて、
ホメオパスがどんなふうにクライアントの話を聞くか、
どんなふうにクライアントの悩みや不安に寄り添ってくれるかを
よく知っています。私もホメオパスとしてクライアントさんに接する時は
できるだけ時間をかけてお話を聞きます。
なので、大学病院のシステムに慣れるのにちょっと時間がかかりました。
そして、この手術に対する不安はできるだけ自分でケアしていくしかない、
どうしたって手術の日は来てしまうし、
あんまり怖がっていると手術にも影響してしまうので
とにかく思いつく限りのレメディーを取ることにしました。

続きます。