こっそりホメオパシー

日本ホメオパシーセンター杉並梅里

熱中症になってしまったら


私の体感ですが、頭痛と吐き気がして水も飲めなくなったら
それはもう2度の熱中症だと思います。
そこまでいかなくても、具合は悪いけど熱中症なのかわからない場合は
首や腕、肌の出てるところを濡れタオルで濡らして風に当ててみます。
それで気分が良くなったら熱中症だなと判断して、なるべく涼しいところで休みます。
私はついこの間会社にいる時、軽い(たぶん1度)の熱中症になったのですが(3回目)
濡れ手拭いを首に巻いて、かき氷系のアイスを食べて、時々腕を水で濡らしてやり過ごしました。
軽度だったので大丈夫でしたが、無理は絶対禁物です。

頭痛と吐き気がしていたら、完全に回復するまで無理して仕事なんかしちゃダメです。
とにかく休んで身体を冷やさないといけません。
よく熱中症の時は頸動脈と脇の下を氷で冷やしたりしますが
私の場合、氷や保冷剤は冷たすぎて当ててられなくて、
肌を濡らした方が回復が早かったです。
なので、熱中症になったら、とにかく服を脱いで肌を露出して、
なるべく体表の広い面積を濡らして風に当てて体温を下げるのが効果的だと思います。
(これで間に合わない場合は速やかに医師の手当てを受けてください)

でも実際、会社や外出先だと、服を緩めて肌を露出するってなかなかできないものです。
だから熱中症だとなったら、できれば仕事も用事も中止して帰宅し、水シャワー浴びて、
身体を拭かないまま(濡れたまま)扇風機の風に当たるのが一番良いと思います。
多少寒くても気分が良くなるまでは我慢です。

自分が2度の熱中症になった時に一番怖かったのは
このままどんどん気持ち悪くなって、意識を失ったらどうしようということでした。
救急車で搬送されるのはいやだなあ…と思ったし。
会社で倒れて周りに迷惑かけるのもいやだし。

救急車で搬送される例っていうのは、休むことができなくて
無理した結果、倒れてしまうケースが多いんじゃないかと思います。
仕事や学校、部活、スポーツ、あと行楽の行列とか…
倒れる前に休む、具合が悪くなったら帰るという判断も必要だと思います。
だって特に女性は、人前で服を脱いで身体を冷やすなんて
ちょっとやりにくいですから、迷っているうちに症状が悪化する可能性もあります。
とにかく無理はしない。倒れて救急車のお世話になると医療費もかかりますので
そうなる前に休むことが大事だと思います。

今年の7月のように毎日35℃超えなんていう場合は
肌を覆わない服装をするのもポイントだと思います。
先日軽度の熱中症になった時、長袖シャツにデニムスタイルだったのですが
これだけ暑いともっとゆるくて通気性のいい服装の方がいいなと気づいて
次の日はマキシスカートに半袖の首元も大きく開いたカットソーにしたら
かなり体感温度が違いました。風をはらむ服がいいです。
夏にパンツスタイルはダメですね(笑)スキニーとかも真夏はやめた方がいいと思います。
何かあった時に腕や足を濡らして冷やせる服装の方がいいです。
私はクーラーが苦手なので夏でもあまり手足を出さなかったのですが
今年の夏はもうそんなこと言ってられないな、別格だなと思いました。

最後に熱中症に良いレメディーをいくつか。
・Bell.(ベラドーナ)顔が真っ赤になり熱や頭痛を伴う時。柑橘系のジュースを欲する。
・Bry.(ブライオニア)乾燥している、動かすことで悪化、はちきれるような頭痛、大量の水を欲する。
・Chin.(チャイナ)体液の喪失による症状、頭痛など。
その他Carb-v.(カーボベジ)、Gels.(ジェルセミウム)、Arn.(アーニカ)など。
Sol.(ソル)という太陽光のレメディーや、Glon.(グロノイン)というニトログリセリン
レメディーも有効です。
どのレメディーも熱中症になる手前で摂るか、
手持ちのお水に入れて少しずつ摂取するのが良いと思います。



8月も例年より暑くなるそうですので
皆さんどうぞ気をつけてお過ごしください。