こっそりホメオパシー

日本ホメオパシーセンター杉並梅里

グループセラピー

 

 

先日インチャコースの授業で、一人一人が発言する時間がありました。
CHhomは東京校の他に札幌、名古屋、大阪にも学校がありまして、
この4拠点を中継で繋いで授業をしています。

各校の参加者一人一人がマイクを通して発言していくのですが
これが始まった時、本当に嫌な気分になりました。

私は人前で話すのが苦手だし、マイクの順番が回ってくるのが
ストレスでしょうがなかったのです(笑)

その上、私はグループセラピーみたいなことが大嫌い。
今までほんの数回、そういう場に行ったことがありますが
どこも行ったことを後悔するような内容でした。
だいたい、知らない人たちの前で自分のことを開示するのも嫌だし
それが悩みなどなら尚更です。
そして自分の発言をグループの主催者に曲解されたり、
会の方向に沿った結論に誘導されたりしたことがあって
グループセラピーにはとても懐疑的だったのです。

私の順番は後半の方だったので、待ってる間脈は上がるし
手に汗はかくし(笑)ああなんで自分はこんなに緊張しなきゃならないんだろう…
と思ってすごく苦痛だったのですが
発言が進むにつれて「こういう人前で話すの苦手」「恐怖すら感じる」
「緊張するのが嫌」「上手く話せない」という人が続々出てきまして。
中には発言をパスする人もいました。(発言したくない人はしなくていい)

で、あれ?意外と皆、こういうの苦手なの?
皆さん平気そうだけど…嫌なの?
緊張するし怖いの?怖いんだ…そうなんだ…!

私だけじゃないんだ!!!

と思いましてね(笑)

まあインチャコースに来てる人達だから、
こういうのが苦手な人の割合は多いのかもしれません。
普通の会社や学校やサークルやPTAとかだと
全然平気な人の割合もグッと高くなりそうです。

でも。

皆普通に大人として社会で暮らしているように見えるけど
そして私もそうなんですけど
自分の弱いところを表に出さないだけで、実は苦手だし嫌だ、
という人もいっぱいいるんだなと思ったのです。

なーんだみんなそうなんじゃん(笑)!!!

と。

そう気づいてから、なんだか気持ちが楽になりました。
そして、私がそれに気づいたのは
この発言の時間には司会進行の人はいたものの、
「結論を誘導するような流れはなかったから」だと思います。

本当に皆がそれぞれ感じたことや体験、意見を述べただけで
そこから何を得ようとか学ぼうとかでもなく、
何かを押し付けられるわけでもなかった。
あ、もしかしてアメリカのドラマでよくある、
依存症の人が集まるグループセラピーってこういう感じなのかも、
と思いました。
あれもただ参加者が自分の話をするだけで、
「話してくれてありがとうジョン」とか言って終わりなことが多い。
グループのリーダーは進行役はするけど、
説教や意見はしないし、批判もしない。
あれは

同じ境遇で苦しんでる人の話を聞いて
「ああ自分だけじゃないんだ、他にも同じ思いをしてる人がいるんだ」
と感じることによって、
「一人で悩む必要はないと気づくこと」に意義があるのかも、と思いました。

続きます