こっそりホメオパシー

日本ホメオパシーセンター杉並梅里

喪失感について

 

今回子宮筋腫の手術では、
筋腫と一緒に子宮と卵管も摘出しました。卵巣は両方残ってます。

女性にとって子宮を摘出するというのは
とてもとても大きなことで、なかなか受け入れ難いことだと思います。
私ももちろん最初はそうでしたし、手術自体もう絶対嫌!でした。
医師は割と簡単に、あっさりと手術って言うけど
そんなの簡単に「了解!」とは言えないでしょ普通…

なんて思ってました。

なので、ホメオパシーや漢方、
食事療法でなんとか頑張っていたんですが、
大出血してしまった時に

「あ、これダメなやつだ。もうダメなんだ。
手術しなきゃダメだ。このままじゃ死ぬわ」

と思いまして、その日に考え方がバリッと切り替わりました。

ここまで症状が進んでしまったら、もう筋腫を持っててもしょうがない。
明らかに生活に支障をきたしているのだから
取るしかないんだ、と理解できました。
その際子宮を残しておくと筋腫が再発する可能性が高いので
子宮も取ることになるけど、それも納得。

切り替わってから手術日を決めるまでは早かったです。
手術までの1ヶ月半は長かったですけど。
毎日ひどい体調だったので、入院まで指折り数えるような感じ。

体調が逼迫していたおかげで
手術することの悲壮感はほとんど感じませんでした。
やれることはすべてやってダメだったから、
「もしかしたら手術しなくても良くなるんじゃないか…」
という一縷の望みが残ってなかったのがよかった。
もう手術以外ない。早く取って欲しい、という気持ちでした。

手術自体への恐怖感はありましたが
子宮全摘したあとの自分に対する悲壮感も特にありませんでした。

実際手術が終わって、痛みや不自由さや麻酔の影響から解放されるまでは
センチメンタルになってる余裕すらなかったです。
手術が無事終わった安堵と、歩いたり食事したり
傷を抱えながらの病院生活に慣れるのが精一杯でしたので
喪失感や悲壮感はないまま、退院して自宅療養し、
仕事に復帰しています。

傷が結構大きいことにはさすがにショックを受けるかなーと思ってたのですが
特にそれもなく…
傷って、治るから。多少残ったって、別にいいじゃん。
と思ってます。
私は結構クヨクヨするタイプなので、
傷跡を見る度にメソメソと落ち込むのかなと思ってたんですが…

なんともなかったです(笑)
ホメオパシーやってるとこだわりがなくなるとよく言いますが
それがこういうことなのかなー。
単に年取ったからかな?両方かもしれません。

もしかして筋腫一式と一緒に、繊細さも失ってしまったのだろうか(笑)

いや、とにかくですね、取ってみたら、
実に爽快だったんですよ…
手術後思うように動けないことへのストレスの方が大きくて
仕事復帰に間に合うのかなっていう不安はありましたが
体調的には実に爽快で。
動けるようになるにつれて、体も心も頭もスッキリしてきて
体は軽いし疲労感もだるさもとれて、気持ちも明るくなって。

こんなことならもっと早く取ればよかったなあ

と思っております。もっと早く手放してよかったんだなと。

ただこれはあくまで私の場合で、
症状が重くマイナスが多かっただけに、
取ったことによるプラスも大きくて嬉しいんだと思います。
結果良かったケースということですね。
摘出することがショックだった人、術後しばらく経っても元気になれない人も
いらっしゃると思います。
そういう喪失感にはイグネシアのレメディーがいいです。
特に手術を告げられてから、ショックと恐怖で震えてしまうような方には
アコナイトは必須です。
術前術後の落ち込みにはネイチュミュアもいいと思います。
手術や摘出することになってしまったという罪悪感にはラカシスもいいでしょう。

手術という大きな苦難を乗り越えるために
レメディーがあるととても助けになると思います。
興味のある方、必要な方はお気軽にご連絡ください。