こっそりホメオパシー

日本ホメオパシーセンター杉並梅里

睡眠と月経とメンタル その1

 

何回かに渡って、睡眠と月経とメンタルについて書いてみようと思います。

私は小さい頃から寝付きの悪い子供でした。
ベッドに入ってから寝付くまでに1時間かかるのは普通で、
大人になると2時間は必要になりました。とにかく寝付けないし寝起きも悪い。
今日はよく眠れたなーと思って気持ち良く起きる、なんて日は記憶にありません。

20代の時に勤めていた会社はとにかく忙しく、
残業、深夜残業、終電、タクシー帰宅、始発で帰る、翌日昼間に帰るなんてザラ。
一番ひどい時は4日間帰れなかったこともありました。
(その代わり朝はフレックスだったし暇な時は休めますし
仕事中はずっと給与が発生してたので無給ではありませんでしたが)

仕事自体はやりがいもあったし楽しかったのですが
元々寝付きの悪い私は、その時の不規則すぎる生活がたたって
あっという間に睡眠障害になりました。
とにかく睡眠がバラバラ。
会社から21時頃に帰ってきて22時から2時まで熟睡(ほぼ気絶)し、
そこから起きて5時頃また寝る日もあれば
夜中の2時に帰宅して次の日仕事だから寝なきゃと思うけど眠れないとか。
休みの日は夕方まで寝ていたり。今思うとひどいものです(笑)

最初に睡眠薬のお世話になったのは26歳頃かな?
一番最初は半錠で気絶して(笑)翌日起きれなくて会社休みました。

睡眠薬は強すぎたので常用はせず、普段は抗不安剤をやっぱり半錠とか
少なめに飲みながら仕事をしていました。
不規則な仕事は変わらないので、とにかく仕事をしていくために薬が必要でした。
今日寝たら明日起きて仕事に行けないな、と思う時には
寝ないで会社に行ったこともあります。

話は月経のことに変わりますが
私に初潮が来たのは小学校の5年生の冬休みでした。
中学生の頃は月経痛で痛み止めを飲んだ記憶があまりないのですが
高校生になってからは手放せなくなりました。
頭痛持ちでもあったので、ホメオパシーを始めた33歳の頃までは
痛み止めを常用していました。
人生で一番多く飲んだ薬は鎮痛剤(EVE)だと思います。

この不規則で忙しい会社に勤めていた間に私の月経痛は悪化の一途を辿り、
病院に行ったら卵巣嚢腫(チョコレート嚢腫)と子宮内膜症と診断されました。
漢方を飲んでたこともありますし、低用量ピルを飲んでたこともあります。
でもこの会社を辞めるまで、月経痛が良くなる兆しはありませんでした。
PMSや月経前の落ち込みももちろんバリバリにあった)

とにかく忙しい。仕事しなくちゃいけない。
でも身体はとっくに限界だったんですね。
当時睡眠がバラバラということは食事もめちゃくちゃだったわけで
元々メンタルも弱めの私はすっかり病みました。
うつも患って結局は30歳になる前に会社を辞めました。

他の皆はこの忙しい会社にいながらちゃんと仕事してるのに
なぜ自分はダメなんだろう、なんて情けない、根性がない、だらしがない、
こんな自分にはまったく価値がない…
本当に消えてしまいたいほどの挫折感でした。
今はこんなことちっとも思っていませんが(笑)
それでも私の人生の中の「数多い挫折」の中でも
結構上位の方にある挫折だと思います。
もう癒されてもいるし、当時の自分を責めたりなんて全然しないです。
でも当時いた会社の近くにはあんまり行きたくないです(笑)
あの頃の生活を思い出すとゾッとするのです。

31歳になる前に今の会社に転職したのですが
休職中はまず、とにかくいっぱい寝ました。
徐々に身の回りのこともできるようになって、バイトして、
派遣から正社員になりました。
定時出勤で残業の少ない会社に転職したら
自分の時間がたくさん持てるようになりました。
身体も楽になって、卵巣嚢腫は自然に治癒しました(婦人科の先生がびっくりしてた)。
でも睡眠障害や月経痛はまだありましたし、
軽い膠原病アトピーを発症したのをきっかけにホメオパシーを始めました。


続きます。