こっそりホメオパシー

日本ホメオパシーセンター杉並梅里

日日是好日

先日、「日日是好日」という映画を観てきました。
茶道がテーマの映画で、公式サイトの解説を読んだ時点で
猛烈に興味が湧きました。

私は茶道のことはほとんど知らなかったのですが
映画を観てみると、ああなるほど!と納得することが沢山!
そうかこれはこういうことだったのか…と符合することが沢山。
終始涙目で観ていたのですが
観終わったあとは何とも清々しい気持ちになり心も頭もスッキリ、
自然と背筋が伸びるような気分でした。

まだご覧になってない方も多いと思うのであまりネタバレはできませんが
茶道に興味がない人でも楽しめる映画です。
むしろ興味も知識もない人の方が楽しめると思います。

茶道というと、大人の嗜みとか、花嫁修行とか、
いいところのお嬢さんがやるものだとか、
あと多くの人が持っているのは一期一会というイメージでしょうか。
人をもてなすものでもあると思います。
なんかちょっと敷居が高くて、高尚で、難しいものとか?
ただ和菓子は美味しいしお抹茶も美味しいよねとか。

私が映画を観て思ったのは、
「茶道は究極のマインドフルネス」だということです。
最近ちょっと話題になってますね、マインドフルネス。
簡単にいうと「今ここに集中している心のあり方」だそうです。
雑念を持たず、リラックスしてただ今だけに集中している状態のことで
ストレスなく、あれこれ余計なことを考えずにいられる状態。
スポーツ選手によく言われる「ゾーン状態」もその1つらしいです。

マインドフルネスに近づく方法として禅や瞑想がありますが
茶道もその1つなのかなと思います。
目の前にあることに集中することを重んじる。
勉強しようとか覚えようとするのではなく、
ルーティーンの動作を体に覚えさせる。
頭で考えるより先に体が動くように、繰り返し繰り返し同じ動作を反復する。
そこに理由とか意味を見出せなくても、コツコツと続けていく。

それが何を生み出すのか?どんな影響を与えるのか?
茶道を続けていくことがいったい何になるのか?何を得られるのか?
というのがとても興味深かったです。

映画を観たあと、原作の本も読んだのですが
私がホメオパシーを始めてから感じた沢山のことと
茶道には符合することがあるな、と思いました。
ピラティスにも共通するところがあります。
きっと同じベクトルを持つものは、ベースの方向性が同じなのでしょう。
「よりよく生きること」とか「心身を労わり大切にすること」とか
「自分の中に揺るがない幸せを見つけること」とか…
「今日があることに感謝すること」とか。

世の中が複雑になるにつれて、悩みも迷いも多くなって
何が幸せなのかよくわからない、周りに影響されて振り回されてしまう、
なんていう人は、茶道のように
「習得するのに時間がかかるもの」に取り組むのがすごくいいと思います。
もちろんピラティスでもいいし、ヨガでもマラソンでもいい。
書道や華道も素敵ですね。ホメオパシーもオススメです(笑)。

日日是好日を観て感じたことについては追い追い書いていきたいと思います。
茶道、今はちょっと余裕がないですが、いつか習ってみたいなあ。
あと映画、もう1回観に行きたい。
とにかく美しいものがいっぱい出てくるので、観てるだけでも楽しい映画でした。