こっそりホメオパシー

日本ホメオパシーセンター杉並梅里

低血糖症


たんぱく質の話をしたので、食事関連で血糖の話を。

数年前、すごく疲れやすくて、
仕事をしててもお昼を食べた後の眠気がすごい、
夜帰ってきていざ家事や料理をしようと思っても
疲れ果ててしまって何もできない、ということを
主治医の松森ホメオパスに相談した時に
低血糖症の可能性があると教わりました。

その相談会の帰りに本屋に直行して「低血糖症」についての本を1冊買い、
これは自分に当てはまるかもしれない!と思い、
低血糖症への対処をしたところかなり改善されました。

簡単に説明すると、低血糖症というのは
「血糖値が低いこと」ではなくて、
「血糖値を調節することができず、安定した血糖値を維持することができない」
という症状のことです。

本来血糖値というのは、食後緩やかに上がって、緩やかに下降し、
3~4時間後に空腹時とほぼ同じ値になるのが正常な推移なのですが
低血糖症というのは食後に急激に血糖値が上がり、
その後空腹時を下回るまで急激に下降し、下がりすぎてしまう、
「血糖値が乱高下することを繰り返す」状態のことです。

血糖値の乱高下が続くことによって
・食事をした後、午後は眠くて仕事が手につかない
・急激に太ってきた
・とにかく疲れやすい
・朝起きられない
・変な時間に眠くなる、逆に夜眠れない
という身体的な症状の他に
・理由もなくイライラする
・不安感が強い
・やる気が起きない
・うつっぽい
という精神的な症状も引き起こす可能性があります。

この症状って割と誰にでもあって、
男性なら働きすぎとかストレスとか食べ過ぎ、
女性ならホルモンや月経、更年期のせいとか、
ストレスや精神的なものを理由にされがちですが
実は食事の内容や食べ方に大きな原因があって、
ポイントさえ分かればかなり自分で改善させることができるのです。
(糖尿病などの疾患がある場合は医師の指導に従って下さい)

眠いからコーヒー、
疲れるから栄養ドリンク、
太ってきたからサプリメント
うつや不安や不眠があるから薬、となる前に
こういう症状のある方はぜひ一度、
低血糖症について勉強してみて欲しいと思います。
特に女性の場合、低血糖症による月経への影響は意外と大きいです。
月経前になるとシクシク泣いちゃうとか、
月経の時はイライラして、ついパートナーや家族に当たってしまう、
毎月同じことをやるので月イチで喧嘩になってしまうとか、
更年期がひどくて気分が落ち込んだり、怒りっぽくなるとか、
うつ傾向がひどくなってる人など、
これらが全部低血糖症だけによるわけではありませんが
低血糖症の対処をすることでかなり改善される可能性はあります。

私が参考にした本はこちらです。
なぜあなたは食べすぎてしまうのか―低血糖症という病

詳しくはお医者さんが書いた本を読んで頂くとして、大まかに言うと
・空腹の時にいきなり甘いものや糖質を入れない
・甘い飲み物や飴を惰性でダラダラと食べない
・栄養バランスのとれた食事にする
・血糖値を急激に上げる食べ物を避ける
などを心がけることで、血糖値の乱高下を防ぎ、
疲れやすさや精神的な症状を改善することができます。

たかが食生活と思いがちですが、
低血糖症による不調は実生活に大きく影響します。
家庭や職場にえらくイライラして人に当たり散らす人がいたら
嫌じゃないですか?落ち着いて生活できないですよね。
疲れ切っていたら仕事もできないし家庭も回せませんよね。
落ち込みやイライラ、怒りをコントロールできなかったら
人間関係にも影響します。
わがままや気分屋が原因で恋愛や家庭がうまくいかないとしたら
それはとてももったいないことなので、改善した方がいいと思います。
食事を変えて血糖値が安定すると、すぐに効果を実感できるので
とにかく一度試してみるといいと思います。

ホメオパシー相談会ではこういったお悩みにも対処します。
症状に合ったレメディーもお出ししますし、
食生活についてのアドバイスも致しますので
気になっている方はぜひ相談会を受けてみて下さい。

※血糖値を急激に上げる食べ物、緩やかに上げる食べ物については
低血糖症の本に書いてありますので参考にして下さい。